冷えとりで変わった私の人生
- Jan 13,2023
- BODY
スタッフ:はやさか
冷えとり歴:9年
基本の冷えとりスタイル:靴下6~7枚、レギンス2枚
みんなの冷えとりブログを読みながら過ごした2022年の暮れ。私は流行り病にかかり体調を崩していました。それだけではなく昨年末は息子が風邪をひくと私も風邪をひき、その繰り返しで体調崩しまくりのオンパレード。健康のありがたみや人のあたたかさ、そしてあらためて冷えとりの大切さを実感しました。
当たり前のように続けてきた冷えとりも気付くと10年目。日々の暮らしや自分自身に欠かせないものとなっています。
私が冷えとりを始めるきっかけとなったのは今の職場でもあるkasi-friendlyでした。
10年前、地元の秋田で暮らしていた時のこと。私は頻繁に盛岡に遊びに来ていてこのお店を知りました。最初はお洋服ばかりに興味があり冷えとり靴下の存在は全く気付いていませんでした。何度か通ったときのこと、久美さんが教えてくれた冷えとり健康法のお話がとても興味深く、体や心の面でも不調が多かったこともあり「自分に必要なのはこれなんじゃないか!」とすぐに冷えとり靴下を購入しました。
当時気になっていた体の悩みとしては、生理不順と便秘でした。
学生の時から生理不順でそれは大人になってからも変わらず、生理が半年こないのは当たり前。婦人科にも通ったりしましたがあまり改善は出来ず、通うところ全部で言われたのが「子供ができにくいでしょう」という言葉でした。
便秘もひどく1週間出なくて妊婦さんなみのお腹になることもしばしば。
体温も低かったので血色も悪く、冬になるとしもやけに悩まされていました。
体もつらかったのですが1番つらかったのは長年の摂食障害、そしてパニック障害があったこと。
過食嘔吐だったので吐くことで体は浮腫み、肌は荒れ、体の震えが出ることも。もう体も心も限界でした。
原因はいろいろあったのかもしれないけれど、今思うと心も体も冷え切っていて自分にも人にも優しくなれない自分がいたんだと思います。
当時実家暮らし、工場勤務で毎日が同じルーティーンの中で生きていた私はずっとこのままでいいのかな、何か変わりたいと強く思いながら日々を生きていました。
靴下の重ね履きやシルクのレギンスを履くことから始め、最初は体の変化も分からずそれでもきっといろんなことがよくなると願いながらゆるく続けていました。
相変わらず休みの日となると盛岡に来てはkasiに通っていたある日、湯たんぽを購入するか迷いその日はやめて、やっぱり欲しいと次の日にも行ったけれど欠品。でもその時にkasiのスタッフになりませんかと声をかけていただきそこから私の人生は変わりました。
冷えとりがつなげてくれたご縁だと思っています。
kasiのスタッフになってからは冷えとりを強化。靴下やレギンスだけでなく寝るときは湯たんぽを入れたり(前は夏でも湯たんぽを入れて寝ていました)半身浴もするようにしました。そうしているうちに穴があかなかった靴下に穴があくようになり少しずつですが出せる体になってきたことを実感できるようになりました。最初は1枚目の絹の5本指ばかり穴があいていましたが、今では3枚目の絹の靴下ばかりに穴があきます。毒の量が多いと1枚目でもちこたえられなくて、2枚目、3枚目とバトンタッチしていった結果、3枚目で破れるのだそうです。(おもしろい!)
瞑眩ももちろんありました。私は体に出るというより、怒りっぽくなったり気持ちが沈んだりとメンタル面に表れることが多いなと感じています。
体が整ってくるのを感じると同時に毎月ではないですが生理が2カ月に1回来るようになったり、何よりも嬉しかったことは長年苦しんできた摂食障害をやめることができたことです。
自分自身にちゃんと目を向けてあげること、心の声を聞いてあげること、あたためることで気持ちがどっしりとしたのだと思います。
そして冷えとりを始めて7年目。
子供ができにくいと言われていたけれど自然に子供を授かることができました。妊娠中も冷えとりは続けていて、そのおかげもあり小さなマイナートラブルはあったもののつわりやお腹の張りも少なく、体重もそこまで増えることがなくとても穏やかな妊婦生活を送ることができました。
出産はというと、冷えとりをするとスルッとすぐに産まれると思っていましたが、私は約15時間かかり、泣くは叫ぶはのたうち回るはで正直思っていたよりも大変でした(*_*)でも私がお世話になった産院さんでは冷えとりを推奨していたので、陣痛の合間に足湯をしてくれてあたためることで痛みが少し和らいだことを今でも覚えています。そして何より無事に出産できたこと、冷えとりがなかったらこの経験もできなかったと思います。
【最近の冷えとり事情】
最初4枚から始めた重ね履きも徐々に靴下の枚数が増えて今では6枚~7枚。レギンスは2枚。素材は変われど1年を通し枚数はほぼ変わりません。
1~5枚目を『大法紡績の冷えとり道場5足セット』
表は綿、裏は絹の2重構造。1枚で絹と綿の靴下2枚履いた状態と同等の効果が得られ尚且つ重ねてもすっきり履けるのでとても重宝しています。
6枚目にライブコットンの先丸シルクソックス、7枚目に天然素材のカバーソックスを重ねています。
カバーソックスでお気に入りなのは『en Lilleのゆりかごハイソックス』です。
ゆったりと締め付け感なく、そして1番の魅力はこの長さ。伸ばしたりくしゅくしゅさせたり。どれほどお気に入りかというと色違いはもちろんのこと、同じ色で2足ずつ持っているくらいお気に入りです。笑
レギンスは春夏はmeri ja kuuのシルクコットンレギンス、秋冬はシルクコットンパイルレギンスを1枚目に履き、今の時期は2枚目にスタッフのももちゃんもおすすめしていた大法紡績の温仙骨スパッツを履いています。
meri ja kuuのシルクコットンレギンスは肌に接する面にシルク100%の糸を使用。吸湿や吸汗性に優れさらりとした履き心地が特徴です。長く履いていると薄くなったり穴が空いてくるものの今まで履いたものの中で1番丈夫なように感じます。
いろいろな冷えとり靴下やレギンスを試しましたが最近の重ね履きはこのような感じです。
そして重ね履きすると靴選びが難しくなりますよね。そんな時におすすめなのはやっぱりダンスコです。1番冷えとりに向いている靴ではないでしょうか。
サイズは41(25.5cm~26cm)と大きいサイズの展開もあり、たくさん重ねても安心して履くことができます。脱ぎ履きもしやすいので気付くと毎日履いています。もう冷えとりにはなくてはならないアイテムとなっています。
出産してからずっとできていなかった半身浴も最近は息子の成長と共に少しずつまたできる時間を作れるようになってきました。1時間は無理でも20分や30分、それだけでもやるとやらないとでは体の軽さや疲れの取れ方が違うように感じます。私が靴下を履くのを見て息子も真似をするようになり時々私の冷えとり靴下を履いています。気持ちいいのかそのまま寝てしまうことも。
子どもと一緒に冷えとりもおもしろいのかもしれないなと感じています。
暮らしが変わってもその時々で自分に合った冷えとりをこれからもゆるく、無理がなく続けていきたいと思います。