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NOTE

わたしと冷えとり

スタッフ:すずき
冷えとり歴:12年
基本の冷えとりスタイル:靴下7~8枚、レギンス2枚
半身浴:20分

わたしが冷えとりを始めたのは2010年12月、それから毎日せっせと靴下を履いています。

冷えとりを始めるちょうど1年前、過重労働の末、心身ともにボロボロになって会社を辞めました。
終電まで働いていたので生活は不規則、食事も忙しさにかまけ自炊をすることもなくコンビニ中心。
その結果、低体温(35℃台前半)で常に手足は冷たく、冬になると末端が紫色にΣ(・ω・ノ)ノ!
手足の冷たさのあまり寝られず、ありえない体勢で寝ていました。
顔色も悪く、肌はカサカサ。
片頭痛がひどく、いつも頭痛薬を飲んでいました。
不正出血もあり、一時期はピルも飲んでいました。
大病ではないけれど、常に体調が悪く、それに伴い心も不安定な状態でした。

そんなわたしを見かねて友人が勧めてくれたのが、「冷えとり」と「murmurmagazine」でした。

しかし!
心身ともにガンガンに冷え切っていたわたしは、心の冷えからの傲慢さで、
心優しい友人のアドバイスを聞き入れず、体を冷やすようなことばかりを続けていくんですよね。。。
その一方で、朗らかになっていく友人を見て「あれ?もしかして冷えとりっていいのかも?」とも思い、
ひっそりと「冷えとり」をネット検索したり、「murmurmagazine」のHPをのぞいたりしていました。
だけど、なかなか始めないんですよね。。。
心も体も冷え切って、毒が溜まり過ぎていて、思考も停止していたんだと思います。
「このままでいいや~」とも思っていたのかもしれません。
不健康なままの、かわいそうなままの自分でいい、と。
そんなこんなで、「やっろっかな、どうしよっかな」とぐるぐるしていたらあっという間に1年経っていました。

ある日突然、「そうだ!冷えとりをやろう!」と思い立ち、靴下屋さんに走りました。
不健康な、かわいそうな自分に飽きたんだと思います。
冷えとりを始めることで今の状態から抜け出したいと思ったのかもしれません。
そこは決めると早い、射手座です。同時に布ナプキンも始めました。
その当時は今みたいに冷えとり靴下があまり流通しておらず、
また『冷えとりガールのスタイルブック』の出版も相まって、店頭でもネットでも品切れ状態が続いていました。
それでもなんとか手持ちの靴下と組み合わせ、冷えとり生活をスタートさせました。

進藤義晴先生の『新版 万病を治す冷えとり健康法』を片手に、基本に忠実に、
靴下の重ね履きと半身浴をがっつりやることにしました。
定時で帰れる会社に転職していたので、時間の許す限り半身浴をしました。
本を読みながらの半身浴なので、2、3時間越えは当たり前。ぬるくなったら足し湯をしていました。
お風呂上りはぬくぬくぽかぽか、そこに湯たんぽもプラスして、
普通の体勢で寝られるようになりました。
片頭痛もなくなり、体温も35℃前半から36.5℃に上がり、紫色だった手足も人並みの色に。
生理周期も整うようになりました。
少しのことで揺れていた心もざわつくことが少なくなりました。

「あれ?いいことばかり書いてるけど、この人、瞑眩なかったのかしら、、、?」と思ったみなさん!
わたし、瞑眩、ありました!ありました!
痒いと思ったところをガリガリ掻くと、膿が滴り。
両脛、足の親指、左脇の下から、2ヶ月~長くて半年間、膿が出続けました。
膿と皮膚が衣服に張り付くので、お風呂でそっと外していました。
そのまま脱ぐと、皮膚も取れっちゃってものすごく痛いのです。。。
髪は抜けるは、大量のフケ。そして、下血。ぎっくり腰もありました。
もちろん靴下レギンスは穴空きまくり。
こんな状態が3、4年前まで続いていました。

今はここまでのめんげんはありませんが、心身の状態がよくないと、腰痛だったり、
下血だったり、小出しでめんげんが出ます。
そうすると、自分の今の状態があまりよくないことがわかるので、
「悪いものを出してくれて、ありがとう」「体ってほんとに優秀だなあ」「冷えとり、強化しよ」
と思えるようになりました。
冷えとりのおかげで、自分の体の声に耳をすませられるようになり、
自分の体に責任を持てるようになりました。

最後に、現在のわたしの冷えとり事情をお話しさせてください。

冷えとりを始めた当初から出産までの5年ほどは、
時間の許す限り2時間でも3時間でも半身浴をしていました。
産後はなかなか半身浴の時間を取れませんでしたが、子どもが成長するにつれ、
一緒にお風呂に入ったとしても20分程度なら湯船に浸かれるようになりました。
寝静まってから、こっそり半身浴することもあります。
その時は好きなぐらい本を読んでは、じんわり温まっています。
長時間の半身浴がむずかしくなった代わりに、靴下の枚数を増やしたり、
下半身を温めることに力を注ぐようになりました。

当初は「基本の4足+カバーソックス」でしたが、今では7、8枚履いています。
寒い冬には、大法紡績の「先丸ソックスロングタイプ」が欠かせません!
ぬくぬく温かなこの靴下を投入すると、本格的な冬の訪れを感じます。



一年通して靴下の枚数に大きな変動はありません。


レギンスは常に2、3枚履いています。
夏はシルクレギンス+コットンレギンス、もしくは薄いウールレギンスを履き、
それ以外の季節はシルクレギンス+これまた大法紡績の「温仙骨スパッツ シルク&ウール」を履いています。



腰が弱いので、とにかく腰も温めたくて。
仙骨のところにホッカイロを入れるポケットがついた優れもの!お世話になってます!

寝る時には、陶器の湯たんぽを足元に投入しています。
プラスチック、ゴム、いろいろな素材の湯たんぽを試しましたが、弥満丈製陶所の陶器の湯たんぽが1番よかったです。じんわり温まり、朝まであったかです。残り湯は朝顔を洗うのに使っていますよ。



始まる前は「靴下たくさん履くなんて(いつもほぼ裸足だったから)ハードル高いなぁ」と思っていましたが、始めてみるとそんなことはなく、ただただ気持ちよく、温かく、ゆるゆる続けて今に至ります。

だいすけさんも言っていたように、始めやすいのは、やはり冬!それは今!
足元ぬくぬくで過ごす冬は最高ですよ〜)^o^(

冷えとりにご興味ある方は、ぜひお気軽にお声がけください◎
ベテランのみなさまも冷えとり耳寄り情報がございましたら、ぜひぜひ教えてくださいね♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました☆

みなさま、冷えとりでぬくぬくの年末年始をお過ごしくださいませ。

以上、すずきでした。