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2020冬の冷えとり / 冬は「腎臓」の季節

冬至まで一週間を切り、雪が降り、寒さも厳しさを増す今日この頃。みなさまいかがお過ごしですか?暑い夏に比べ、寒さの厳しい冬は冷えとりにしっかりと取り組むのに適した季節ともいえます。足元が温かいとなんだかほっとしますよね。。。kasi-スタッフは靴下の枚数や半身浴の時間を増やしたり、ウールのレギンスをプラスしたりと、冷えとりを強化して本格的な冬の到来に備えています。この靴下は最高に暖かいよ、こっちのレギンスもすごいよ、と下半身のさらなる温かさを求め、突き進む日々。おすすめのからだを温める何かがあれば、ぜひ!ぜひ!教えてください!

忙しい方には足湯もおすすめです。じんわり温まりますよ◎

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冷えとりと実践する中で現れる「毒出し」という症状。冷えとりでいう毒は、もともとは目に見えないもので、物質的な毒の他に精神的な毒があります。体内に溜まった毒は様々な形に姿を変えて体外へ出ていきます。咳、痰、鼻水、高熱、目やに、汗、下痢など、体から出るものは全部毒出しだと考えられています。

私たちのからだは一年を通して変化しています。それぞれの臓器は季節ごとに対応する時期があり、それぞれの毒出しが盛んになります。それを知っておくと、毒出しとして症状が現れてもくよくよせずに過ごせます。

冬は「腎臓」の季節です。

腎臓は、成長や発育、生殖といった人間の根本的な活動に必要なエネルギーである飲食物の栄養や水分といった”生命の素”を貯蔵する場所です。また全身の水分代謝も行います。利用できるものは再吸収し、不要なものは膀胱に運んで尿として排泄するという調整役を果たしています。さらにからだや臓器を温める機能も持ち合わせています。その腎臓に相応する季節が、立冬(2020年は11月7日)から立春(2021年は2月3日)の最も寒い冬季です。腎臓の動きが活発になるこの時期、毒出しとして次のような症状が出てきます。

〇 転んで骨折する、骨がもろくなる
腎臓と骨は関係が深く、骨に障害が出やすくなる。

〇 腰痛、腰の冷え、各部位の関節痛
血行不良に加え、腎機能低下も腰痛や関節痛の原因に。

〇 頻尿に悩まされる
腎臓は尿を作り出し、水分代謝を司る臓器。腎臓の衰えはそのままま頻尿や下痢に直結します。

〇 からだが重く、むくみがちになる
水分の排泄作用を担う腎臓の働きに何らかの問題が生じると、体内の水分がきちんと処理できずに溜まり、からだのだるさや重さ、むくみとなって現れます。

〇 足のむくみ、下半身が冷える
水は下に流れ落ちる性質があり、水分代謝がうまくいかなければ、下半身に水分が溜まることに。。。さらにその水分が冷え、下半身の冷えにつながります。

〇 顔色が黒っぽく、くすみがちに

〇 毛質がパサつき、薄毛・白髪を招く
腎臓の状態は髪にも反映されます。

〇 月経リズムの乱れ
腎臓は成長や生殖などの生命活動を司り、ホルモン分泌にも関わります。

〇 ビクビクしやすく、臆病になる
腎臓は「驚き」「恐れ」という感情に左右される性質が。

〇 頭痛や物忘れ、認知症も
腎臓の不調が脳に影響を及ぼすことも。

◎腎臓以外の毒出しとして次のような症状が現れることも。

〇 咳が出る
空気の乾燥が厳しい冬は肺の働きが低下して、二酸化炭素など、肺の毒となっているものを出そうとします。

〇 肌が荒れる
肺と関係の深い皮膚からも毒が出ます。冬に肌が荒れやすいのは、乾燥だけではなく、肺の毒出しも一因となっています。

〇 風邪やインフルエンザ
消化器の毒出しの場合もあるので、食欲が落ちた時は無理をして食べず、消化器を休ませましょう。風邪のウィルスは冷えと乾燥を好むので、半身浴をしたり湯たんぽを使ったり、湿気のある温かさをからだに与えるのがおすすめです。

腎臓の毒出しが盛んな冬は、心身ともに無理をするのはいけません。エネルギーを消耗しやすく、また睡眠不足も生命の素を損なうことになりますから、疲れを溜めないよう、意識して休みをとることも大切です。熊をはじめとする動物の冬眠は自然の摂理に適っていますね。人間も動物です。無理をせず、のんびりと。冷えとりで足元をしっかり温め、寒い冬を乗り切りましょう。

12月21日(月)には二十四節気の一つである冬至を迎えます。冬至は一年で最も昼の時間が短くなる日。冬至にはゆず湯がいいと言われています。ゆず湯には血行をよくして冷えを改善する効果もあるそうです。2020年を振り返りながら、ゆっくりゆず湯で半身浴もいいですね◎