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2013.07.08 Update
みれいさん ありがとう。
素敵な笑顔のみれいさん。
この笑顔で、今回のイベントがどれだけ楽しくて気持ちよくて、
愛に溢れていたのがわかっていただけると思います。
みれいさんのおはなしは次から次へとあふれでてくる泉のようで
笑いもあり、お客様と一体になって詩の朗読をしたり、お悩み相談や質疑応答~
冷え取りのお話から恋愛呼吸にいたるまで、あっという間の2時間でした。
そして一番最後に、今思い出しても涙が出そうになるくらい素敵な歌を歌ってくれたりと、
ほんとにほんとに素晴らしいものでした。
実は、今回のイベントの為に、みれいさんが『盛岡の詩』を書いてくれました。
今回のイベントにどうしても来れなかった方のために、
特別にその詩をこちらでご紹介させていただけることになりました。
モーリオ市 ひとたびくぐれば
服部みれい
盛岡の街は碧色
静か 以上の 静けさで
とうめいな 空気を
世界にはなつ
盛岡の街は碧色
碧 以上の 碧色
奥行きのある 空気は深く
街に寡黙に溢れ出る
君、
奥行のある空気
それが
どこでできるか 知ってるかい?
碧の空気は
誰も知らない 岩手山のふもと
ジョン・ヒルガード広場で
つくられている
君、その広場が
どこと通じているか 知ってるかい?
新月の夜
広場の軸に 光の太い柱が立ち
天空に通じたなら
ハーキマーダイヤモンド*粒子が
ふりそそぐ
(陽がしずみ、陽が出るうちに
誰も知らぬまま、
盛岡市は、
モーリオ市に*なっている)
モーリオ市を ひとたびくぐれば
わたしたちの たましいは
すっかりあたらしくなって
愛だけの 人間に 戻っていく
虫の足の音 花びらの薄さの なめらかな速度で
盛岡の街は碧色
とうめい 以上の とうめいさ
北の地の 誰ひとり もらすことなく
街は 光を おくりつづける
*水晶の一種。この石をもつと鮮明な予知夢を見ると言われている
*宮沢賢治が『盛岡』をエスペラント語風にいったことば
みれいさん、とっても幸せな2日間、ほんとうにありがとうございました。
murmur magajine編集部のみなさんも、是非また盛岡にいらしてくださいね。