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2020.07.01 Update

2020夏の冷えとり / 夏は「心臓」の季節

7月に入り、梅雨が明けたらいよいよ夏本番。暑くてたまらない夏ですが、実は季節的には冬よりも体が冷えやすいことをご存じですか?

 

夏は冷房が効いた場所に長時間いたり、冷たい飲み物を飲んだり、薄着をしたりと、体を冷やしてしまいがちです。また、夏の暑い日差しを受けて上半身が熱くなる分、足元との温度差は他の季節以上に大きくなります。その結果、血の巡りが悪くなり、肩こりや全身のだるさなどの体の不調を感じるようになると言われています。夏だからといって靴下の重ね履きを止めて素足で過ごしたりせず、しっかりと冷えとりを行うことで秋以降の体の調子が断然変わってきます。

 

冷えとり健康法とは・・・

医師である進藤義晴先生が提唱した健康法です。日常生活の中で半身浴や靴下の重ね履きで足元を温め、正しい生活を送れば、本来備わっている自然治癒力が高まり「万病が治る」というものです。(『きょうからはじめる 冷えとりレッスン 入門ノ書』進藤幸恵 /著 より)

 

半身浴をする

1回最低20分。ぬるめのお湯(37~38度くらい)でみぞおちの下まで。

時間がない!という方は足湯もおすすめです。

 

下半身を温める(頭寒足熱)

 

靴下の重ね履きやレギンスの重ね履き、湯たんぽなど。

おすすめの冷えとり靴下はこちらです。 → 

 

腹八分目(よく噛み、小食を心がける)

冷えると食べすぎ、食べすぎると冷える。

 

心をおだやかに持つ

 

 

私たちの身体は一年を通して変化しています。それぞれの臓器は季節ごとに対応する時期があり、それぞれの毒出しが盛んになります。それを知っておくと、毒出しとして症状が現れてもくよくよせずに過ごせます。

 

夏は「心臓」の季節です。

 

心臓は人間の生命にとって最も重要であり、強い陽気をもつ、五臓六腑すべての臓器を統括するリーダー。夏のエネルギーが木々を巡らすように、血管を通して血を全身に巡らせ、精神やこころの安定、五臓の働きを統括しています。その心臓に相応する季節が、立夏(2020年は55日)から8月の最も暑い夏季です。心臓が弱ってくると毒出しとして次のような症状が出てきます。

 

〇 口内炎ができやすい

心臓がうまく働かなくなると、体内に熱がこもり、口内炎という炎症を引き起こします。

 

〇 胸がモヤモヤしてスッキリしない

心臓に熱がこもった状態は精神にも悪影響を及ぼします。

 

〇 血の流れが悪くなり、顔のツヤが失われる

心臓が弱れば血の巡りが悪くなり、顔色は白っぽくなりツヤもなくなります。

 

〇 強い倦怠感があり、疲れがとれにくい

汗のかき過ぎや水分不足など、何らかの理由で血の流れが悪くなると、心臓の負担が大きくなり、疲労や倦怠感となって表れます。

 

〇 夏の暑さに弱くなり、体調を崩しやすい

心臓が弱ると体の内側に熱がこもるため、外気の暑さに対応できなくなり、イライラなどの精神的な不調を招き、体調を崩すまでに至ります。

 

〇 動悸や息切れ、めまいや不整脈まで

循環器系にも問題が生じ、脈拍や心拍動、呼吸などに異常が発生し、動機や息切れ、めまい、不整脈、動脈硬化といった症状が出ます。

 

〇 情調不安定になり、不眠に陥ることも

心臓は、感情や意識のコントロールも行っています。ストレスや過労の他、夏の暑さなどによって心臓が疲弊すると精神的にも乱れが生じ、情調不安定になったり、不眠を招くことも。

 

〇 赤ら顔になり、のぼせが強くなる

心臓は五行の「火」に属し、熱になりやすいという特徴があります。熱は上昇する性質があるため、顔にこもり赤くなったり、のぼせたりすることも。足元を温めるなど頭寒足熱を心がけることで、体内の熱を循環させ、のぼせを防ぎます。

 

〇 舌の先が赤くなる

舌と心臓はつながっているため、心臓が弱り、熱がこもっていると舌先が真っ赤な状態になります。

 

〇 ろれつがまわらない、うまくしゃべれない

心臓が弱ると相応する舌の運動にも影響が出て、うまくしゃべれなくなるといった言語障害が起こりやすくなります。

 

〇 味覚障害を引き起こす場合もあり

心臓の機能の低下により味覚を感知する舌の機能が麻痺して味覚障害が起こります。

 

〇 尿が赤っぽくなる

心臓の調子が悪いと小腸も影響を受け、尿が濃くなったり、赤っぽくなることもあります。

 

〇 高血圧や心筋梗塞など循環器系の疾患も

 

私たちの体はとても賢いので、夏に心臓の毒を出して身体を整えようとします。心臓の毒は汗となって出るので、冷房はほどほどに。夏こそ足元を温めて、暑さを生かし、汗(毒素)をいっぱい出すことが大切です。その際はしっかりと水分補給もお忘れなく。

 

「暑い時に靴下を何枚も重ねるなんて・・・!」というお声をいただくこともありますが、冷えとりでは基本的に真夏でも足元を真冬同様(4~5枚の靴下の重ね履きをする)に温めます。その代わり、体を衣服の「煙突」の中に入れるイメージでゆったりとした服を着ます。この時着る服は天然素材がおすすめです。体のまわりを風が通り抜ける状態にしていると、皮膚からの毒出しにも有効です。暑い時は右手首を冷やすと涼しく、楽に過ごせます。

 

冷えとりを続けていくと、心身共にどっしりとしてきます。長く続ければ続けるほど、足元を温めることの大切さを実感する健康法です。暑い夏に冷えとりをスタートさせると秋以降がとても楽になりますよ。頭寒足熱を心がけ、血の巡りをよくして暑い夏を乗り切りましょう!