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2014.09.29 Update

里山が育む豊かな暮らし / 風土農園

岩手県遠野市で自然栽培をし、この冬からは馬との暮らしを始められる【風土農園】さん。

ご縁があってマーマーな農家にご紹介させていただき

このたびkasi-でも『南部白目大豆』のお取り扱いがスタートしました。

 

その暮らしぶりをうかがうたびに一度は訪れてみたい場所だった

【風土農園】さんに行ってきました!

 

ぐるっと緑の山々に囲まれた盆地に、きれいな田園風景が広がる

そんな場所に克彦さんとまゆみさんのお家はありました。

風土農園-1

 

 

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栗の木、山椒の木、これからの季節はきのこも採れる自宅裏の小さな林は

まさに食材の宝庫!です。

 

 

大豆の畑へ

風土農園-6 風土農園-7

※写真は去年の収穫の時のものです

 

え、枝豆!このまま食べても美味しいのでは?と思ってお聞きしたところ

成長途中の未熟なときに収穫すると枝豆、さらに収穫をしないでそのまま成長させたものが大豆なんだそうです(厳密には枝豆で食べると美味しいもの、大豆で食べると美味しいものと種類があるみたいです)。

風土農園さんでは畑の上で自然乾燥させてから収穫する昔ながらの方法で丁寧に作っています。今年の収穫は11月頃、大豆はまだまだ成長中です。

 

 

もうすぐ収穫

風土農園-8 

風土農園さんでは16代続く実家の屋号をつけた掛田米と名付けた『ササシグレ』を作っています。「ササニシキがササシグレを唯一超えられなかったのはその“味”と言われるほどで“米の貴婦人”とも呼ばれているんですよ」とまゆみさん。

元々日本人が食べてきたうるち米系で、あっさりとした柔らかい甘味と

冷めても美味しいのが特徴で、アレルギー体質の方にも優しいお米と言われているそう。

 

ササシグレはササニシキの親品種で昭和30年代には東北の多くの農家さんで栽培されていたのですが、冷害に弱くササニシキに代替わりしていった品種。現在のような化学肥料を使う栽培方法では作るのが難しいことから、今は生産者さんも少ないそうです。

風土農園さんでは農薬、化学肥料、有機肥料を使用せず、収穫後の乾燥も機械を使わずはせ掛け(天日干し)しています。

 

 

つながりと循環の場所

風土農園-10 風土農園-9 

案内していただいたのは風土農園さんのある綾織からほど近い“馬搬の森”

農業のほかにも冬は山で切った木を馬で引きだす馬搬を学んでいる克彦さん。

昔から遠野では山で木材を運んだり、畑を耕したり、家族同然に馬と暮らしていたそう。

「里山の暮らしには水が欠かせないもの。雨は池や田んぼに集まり、暮らしの中で利用されて川に流れていく、昔からの循環の形があります」

連れて行っていただいた、馬搬の森は里の人に大切な水が流れてくる水源の森でもあります。馬を使えばお金をかけて道を作る必要もなく、環境への負担も少なくてすむ。

森を守ることは水を守ることにもつながっているのです。

 

風土農園-11

こうして生産者さんに直にお会いすることで、自分と食との距離がぐっと近づくように思います。一度は訪れてみたいと思っていた場所が何度も行きたい場所になりました。

克彦さん、まゆみさん、貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

 

 

*風土農園

岩手県遠野市で農薬や化学肥料に頼らない自然栽培でお米や野菜を育てています。遠野で昔からある伝統技術、山で切った木を馬で引きだす「馬搬(ばはん)」も学び、豊かな水を田畑に育む命の源・山を守る活動をしています。

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